【北斗校】ウクライナ人道支援募金についての活動報告②!
ロシア軍がウクライナに侵攻を初めてから1ヶ月が過ぎました。いまだ戦闘状態は続き、破壊された街や避難する人々の姿を連日ニュースで目の当たりにしています。
北斗校では、ウクライナで苦しんでいる民間人を助けたいとの想いから、生徒会を中心として募金活動を3/8~3/18まで行いました。
10日間という短い期間にも関わらず、発起人の生徒の想いに共感した生徒や保護者の方々の協力で、66303円の寄付金が集まりました。中にはヨーロッパの友人とのウクライナ侵攻について話したチャットが同封されていたりと、多くの方がこの現状に関心を持ち、なにかできることはないかと考えているのだなと実感しました。ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。
そして3月25日、発起人の生徒たちが寄付先に選んだ【国際NGO ADRA Japan】を訪問し、みなさんから預かった大切な寄付金を直接お届けに行きました。
ADRA Japanでは、各国のADRA支部と連携し、ウクライナ現地や隣接国の国境付近で食料、衣類、医療品、移動手段や燃料の提供、さらには心理的ケアなど、様々な人道支援を行っています。
寄付金をお渡しした後、ADRA Japan の職員の方から現地での活動報告を聞かせていただきました。現在、ウクライナにおいて自分たちが住む家から避難した人々は1000万人を超えたと報じられており、これはウクライナ人口の約1/4にあたります。また、そのうち国外に避難した人は350万人を超えたと報じられていますが、総動員令により18歳から60歳までのウクライナ人男性は国外に出ることはできません。国境付近で父親と別れ、母子だけで国境を越える。冬の寒さと、心細さ。避難民の方々の精神的・身体的疲労は計り知れないものでしょう。北斗校で集まった寄付金はそのような人々に対する、物資や休息所、心のケアなどの様々な支援に充てられるそうです。
最後に、ADRA Japan から星槎学園北斗校に感謝状をいただきました。世界の人々が共に手を取り合って生きていける共生社会の実現を目指し、実際に行動していく生徒たちの姿に未来への希望を感じました。ご対応いただいた ADRA Japan の方々、本当にありがとうございました。